このページでご紹介する商品はメチャクチャお勧め!『こんな商品を待っていました!』と声を大にして言いたくなってしまう商品です。その名は『ワトコ メンテナンス
ムース!』 今までに 『銃床はどのようなお手入れをすればいいのでしょうか?』
といったご質問を多くいただきました。『銃床には金属部の油が染み込まないように注意して、銃床そのものは乾拭きするのが一番です。』『傷が付いたら銃床の傷を磨いて再仕上げ直すことになりますよ。』などといったお答えをしておりましたが、この
『ワトコ メンテナンス ムース』 の登場によってお答えの内容を考え直さなければならなくなってしまいました。 この
『ワトコ メンテナンス ムース』 の成分は、なんと約80%が亜麻仁油(あまにゆ)。『亜麻仁油って何?』という方もいるのではないかと思いますので、まずはそのご説明から…。
銃床のオイル フィニッシュ(油仕上げ)というのは、亜麻仁油という植物油を使用して行います。亜麻仁油は木部の表面にほどよく染み込みつつ塗膜を作ってくれますので、木の質感を殺さず、自然な美しい仕上がりが可能になるんです。そのような理由から木目のきれいな高級銃や英国銃の多くは、より美しく銃を仕上げるためオイル
フィニッシュを採用しています。 ただし亜麻仁油を使用したオイル フィニッシュにも問題点があります。それは仕上がるまでに時間が掛かること。オイル フィニッシュは表面に亜麻仁油を薄く塗っては一日ほど乾かし、また塗っては乾かし…を繰り返しおこないます。亜麻仁油が乾くまで12時間以上は掛かりますので、無難に作業を行うのでしたら1日に1度程度しか塗れません。その積み重ねにより亜麻仁油が何層もの塗膜を作ってくれて、最終的に光沢が生まれてくれるのがオイル
フィニッシュなんです。高価な英国銃ではこの作業を1年ほど続けるそうです。(艶のないオイル フィニッシュはまだ作業途中ということにもなりますね。)ですから量産メーカーの多くは銃床にウレタン塗装等の速乾性の仕上げ剤を使用しているということになるんでしょうね。
ということを踏まえ、本題の 『ワトコ メンテナンス ムース』 の説明をいたしましょう!
メンテナンス ムースの使い方はいたって簡単。木部に適量のムースを噴射し、ウェスで薄く延ばしながら拭いてください(下写真参照)。
 これだけで作業は終了です。この作業だけで表面に浮いた汚れを取り去りオイル
コーティングまで行ってしまうのですから素晴らしいの一言!それにオイルが完全に乾くまではなんと約1時間!試した感じでは1時間なんて掛からない気がしました。拭き取り直後でも思ったよりベタツキ感はありませんので使用後の銃の扱いも気になるようなことはほとんどありません。
さらに驚くことはムースの約80%が亜麻仁油だというのに、ほとんど匂いがしないんです!亜麻仁油を使ったことがある人はわかると思いますが、亜麻仁油って独特の強い匂いがするんですけど、このムースはなぜかほぼ無香性。銃床は顔を付けるところになりますので、こういうことも大きな評価を与えられるところだと思います。
また『自分の銃はウレタン仕上げだから…』という方もたくさんいると思いますが、この 『ワトコ メンテナンス ムース』 はウレタンやニス、ラッカー等の塗装仕上げの上から塗ることもOK!細かな傷や古くなって艶がなくなった塗装面をオイル
コーティングで輝きを蘇らせてくれます。 (ベレッタS682-GOLD-EやDT10のツルーオイル仕上げの銃床にもバッチリです!) でもひとつだけ気をつけなければいけないことがあります。それはウレタンなどの『艶(つや)消し(マッド)仕上げ』にこのムースを使用すると艶が出てしまうということ。艶消し仕上げが好きな方はご使用しないように!ピカピカになっちゃいます。(ワックスや艶出し剤ではないのでなかなか落ちません!)でも使い込んで頬が当たる部分だけ艶が出てしまった元?艶消しの銃床などに使用する場合は他の部分も艶が出ますのでバランス取れるかもしれませんね。 
なおこの 『ワトコ メンテナンス ムース』には大きさが2種類あります。 まず小さいボトルは60ml入り。この量で約4平方メートルの範囲に塗布できます。 (こちらの小さいボトルは生産中止になりました。)
大きいボトルは150ml入り。こちらは約10平方メートルの範囲に塗布できる量となります。 銃と一緒にムースも持ち運びたい方、あるいは一度試してみたい方には小さいボトルがお勧め、家でのんびり銃のお手入れをしたい方、あるいは小まめにコーティングを行い方には大きいボトルがお勧めです。お好きなサイズをお選びください。 では
『ワトコ メンテナンス ムース』 について下表にまとめましたのでご覧ください。
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ワトコ メンテナンス ムース (イギリス製) |
| 成 分 |
亜麻仁油 | 70~80% |
ひまし油 | 5~10% |
溶 剤 | 5~10% |
噴 射 剤 | 5~10% |
乾燥助剤 | 1%以下 |
(天然素材を使用しているため、構成内容は特性に不具合がない程度に幅があり変更されます。) |
| カ
ラ ー | ナチュラル |
ご使用方法 |
① | メンテナンス
ムースをよく振る。 | ② | 木部に適量ムースを噴射する。 |
③ | 時間をおかずにウェスで薄く延ばすようによく拭きとる。 |
④ | 拭き取り後、約1時間ほど乾かす。 |
使用頻度を多くすれば、それだけオイルの層が厚く重なっていきます。
ご使用に当たってはご希望のコンディションにあわせ、回数や間隔をコントロールするようにしてください。 |
用 途 |
★ | 銃床
| ★ | 他、木質製品全般
…家具壁、床、ドア、楽器、工芸品、仏具、武道・スポーツ用品 船舶の木部、オーディオスピーカーなど | |
特 徴 |
★ | 通常の亜麻仁油と比べ、乾く時間が早い! |
★ | ムース状なので手が汚れにくい! |
★ | オイル
コーティングですので雨の中の使用などにも安心! | ★
| 亜麻仁油の独特な強い匂いがなく、ほぼ無香性! |
★ | オイル仕上げはもちろんのこと、ウレタン・ラッカー・ニス等の塗装仕上げの上からでも艶出し効果あり!
なおベレッタで使用しているツルーオイルにも使用可能! | 注 | 艶出し剤ではありませんので銃床の仕上げによっては艶出し効果があまり出ないこともありますのでご了承ください。
(艶のないオイル仕上げの銃床に艶を求める場合は、そうとうな回数を塗布する必要があります。) | |
注意事項 |
★ | 木部にムースを噴射し、そのまま放置しておきますとオイル成分がそのまま固まって残ってしまう恐れがありますので、噴射後は早めに拭き取るようにしてください。 |
★ | ムースを噴射後、ボトルのノズルを清掃するようにしてください。
ノズル口に残っているオイル成分が固まり、次回使用時にムースが噴射されない恐れがあります。 | ★ | ウレタンやラッカーの艶消し仕上げの銃床に使用した場合は、艶が出てしまいますのでご注意ください。 |
★
| ご使用後、手や衣服についたムースは石鹸と水でよく洗い落としてください。 |
★ | 幼児の手の届かないところに保管してください。 |
★ | 植物油そのものは常温で発火することはありませんが、オイルを含んだウェス(布)等は、そのまま積み置くと自然発火する恐れがあります。広げて乾燥させたのち、水に浸して生ゴミとして廃棄してください。 |
| 容 量
および 販売価格 |
ボトル【大】 | 150ml
(塗布面積…約10平方メートル) | 税込価格
3,855円 (税別 3,570円) | ボトル【小】 | 60ml
(塗布面積…約4平方メートル) | 生産中止
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